ブドウ王国・山梨の中でもトップブランド産地である勝沼地区。中でも特に優れたブドウを生み出す農園として腕利きの名人達がこぞってその名を挙げる「かつぬま鳥居平（トリイビラ）ファーム」。
この農園の栽培するブドウやキウイは、限られた契約先からの指名買いにより、有名製菓ブランドや高級小売チェーンにのみ流通されます。消費者が直接買い求めることはまず不可能でしょう。

今回、KUUCAでは4年の歳月を経て、山梨県の中でもまずお目にかかれない激レア品種『ピッテロビアンコ』をはじめ、かつぬま鳥居平ファームがこだわり抜いたブドウを数品種のみ、どれも限定数量ですがお届けできることになりました。

世界農業遺産に認定された山梨県の峡東地域の特別な場所「鳥居平」

フルーツ王国・山梨県。令和4年には、県の中央部よりやや東に位置する峡東地域が、世界農業遺産に認定されました。この地域は、日本の生食用ブドウ発祥の地でもあり、その栽培の歴史は、説によれば奈良時代にまでさかのぼるといわれています。

そんな峡東地域の中でも、特別な地域が現在の甲州市勝沼町にある小さなエリア「鳥居平」です。
ブドウの生産量・栽培面積ともに日本一を誇る山梨県において、この鳥居平はとりわけブドウ栽培に適した地域とされています。標高400〜450mに位置し、南向きの急斜面に広がる鳥居平は、日照時間に恵まれ、昼夜の寒暖差も大きいため、ブドウの生育に理想的な自然条件が揃っています。

こうした環境と、優れた生産者たちによる日々の努力により、この地では高品質なブドウづくりが行われています。

代々継承される土づくりメソッドで至高の味わいを生み出す

「見た目よりも、味を大切に。」それが二代目から引き継いだ鳥居平ファームの教えです。形や粒立ちの美しさはもちろんのこと、口に含んだ瞬間に広がる“おいしさ”が何よりのこだわり。その土台を支えているのが、代々磨き上げてきた土づくりです。

要となるのは、自家製の発酵有機肥料「ぼかし肥料」。菜種油かす、魚かす、米ぬか、糖蜜、EM菌配合のバイオ液、籾殻など、土にとって本当に良い有機質素材だけを厳選し、有機JAS認証も取れるレベル。コストよりも品質を優先するぼかし肥料は、春に仕込み、収穫後の秋には「お礼肥（おれいごえ）」として畑に還元します。
さらに年末にはライ麦の種を撒き、春に育ったライ麦を伐採して土と混ぜ込みます。ストロー状の茎が土に空気を含ませ、ふかふかの状態を保つことでバクテリアが活性化。
先代は、このライ麦の育ち具合を見て、その年の土の出来栄えを判断してきたといいます。こうして自然と向き合い、代々継承される独自のメソッドを手間を惜しまず丁寧に実践し続ける姿勢こそが、鳥居平ファームのブドウの確かな味わいを支えているのです。

気づいたら一房を食べ切ってしまうほどの爽やか系統ではトップクラスの上品な甘さ

ピッテロビアンコは、イタリア原産で別名「レディ・フィンガー（Lady Finger）」とも呼ばれる、細長く先端がすっととがった美しい外観を持つ希少品種です。色味も、シャインマスカットのそれとは異なり、透き通るような色合いが特徴。
果粒には味わいの面でも特徴があり、果皮ごと食べられる果肉は、ポリポリ・サクサクとした心地よい歯ざわり。さわやかで上品な甘みが口の中に広がり、後を引く美味しさです。本来は種のある品種ですが、種なし処理が施されているため、種を気にせずそのままお楽しみいただけます。

通販ではKUUCAだけ！ 4年の交渉を続けた入手困難品

4年にわたる交渉の末、このピッテロビアンコを直接購入できるのはKUUCAだけ。本当に限られた限定数量ですがお届けできることになりました。そもそも栽培している生産者が少なく、粒の形状や果肉の繊細さから輸送に不向きで、現地の直売所でもほとんど見かけることのない入手困難な品種です。

地理条件や風土・最高の味わいを生み出す土壌と技術のすべてが揃ったかつぬま鳥居平ファームならではの味わいを持つ『ピッテロビアンコ』を、ぜひこの機会にご家庭でご堪能ください。