奈良の高級いちご『古都華』とは
1989年から毎年、約3000株の新品種を作り、良い品種のみを残し続ける中で、最後まで残り続け2011年についに品種登録されたのが「古都華」といういちごです。
近年、生産者も少しづつ増えたことで市場にも流通しはじめ、その味の良さと希少さから奈良の高級いちごとして注目が集まっています。
親は「7-3-1」という品種と、「紅ほっぺ」で、味は糖度と酸度が高く深い味わいと香りの良さが特徴です。平均糖度で12〜13度と糖度が高く、それを支える酸も、酸っぱいというよりキレのある爽やかな酸味が特徴で、結果として濃厚ないちごの味わいを生み出しています。しかも身質は適度に硬めで流通にも問題なく、見た目は艶のあるルビー色をしていて非常に高級感があり、シーズンを通して味のばらつきが少ないという特性も相まって、贈答用として非常に人気が高く入手困難ないちごとなっています。
また、片親の「7-3-1」という品種のルーツを辿ると、「女峰」「さちのか」「アスカウェイブ」など、特徴的な良さを持つ有名品種が並んでおり、味や身質、香りなど血統品種の良いところを上手く合わせ持った品種だということにも納得です。
異色の経歴を持つ現代の匠『青木健太郎 氏』
非常に人気のいちごである古都華の中でも、通常の市場流通には一切卸されず、飲食店のシェフや食の感度が高い一部の食通達、一部の直接契約を結んでいるスーパーや大手百貨店などで生産量のすべてが完売してしまう、とても希少な古都華があります。それは古都華専業のいちご農家で、青木健太郎 氏が運営する”奈良のいちごやさん”の生産する古都華です。
青木氏の経歴は異色で、大学では経済学部で学び、卒業後は税理士事務所、営業、飲食店などを経験し、その後、新たに農業大学で学んだのちに新規就農でいちご農家になりました。まさしくゼロからのスタートでしたが、そこからわずか数年で、最高の品質を求める料理人やバイヤーに圧倒的な評価を得るまでになったのです。
品質改善の圧倒的なスピードが生み出す最高のいちご
青木氏のみならず、日本各地で30代、40代の新規就農者や農家の2代目などが、わずかな時間で非常に高品質な農産を生み出し評価されるケースが増えています。KUUCAでは、本当に高品質の食材を求めて日々多くの生産者の方々のところに訪問しているため、日本各地の様々な農家の方にお話を伺うことも多いでのすが、いわゆる、この道50年のような古参の名人と呼ばれる方と、わずかな時間で圧倒的に優れた品質の農産物を作り出す新世代の方々の違いは、多くの「経験と勘」で作りあげるか、「情報と効率化によるスピード」によって作りあげるかだと感じます。
青木氏の圃場にお伺いしてお話を聞いたときに、尋常でないほどの試行錯誤を繰り返してきたことをすぐに感じ取ることができました。
特に印象的だったのは、いちごの株の管理についてで、安定して高品質のいちごを育てるには株を最適な状態に保っていることが本当に大切だと仰り、株の状態を見ればおおよそのいちごの品質はわかるそうです。
確かに5月に伺った青木氏のハウスのいちごの株は、美しく整然としており、背丈や葉の大きさなどにばらつきがほとんどないことがとても印象的でした。
微生物を使った土、水や栄養、温度、日光の透過率などの管理など、毎年、あらゆる試行錯誤を続け、成果の上がったものは継続し、また新たな情報を仕入れ試行錯誤する。結果、株自体が強く健康に育っているからこそ、ほぼ農薬も使わない。栄養の状態が良いため、一番果、二番果とそれ以降の味の差がほとんどなく、五番果、六番果以降になってもあり得ないほど味が乗っている。
そんな試行錯誤の末に生み出される青木氏の古都華は、いちごと言う果物自体の美味しさを改めて感じさせてくれる芯があり、だからこそ最高のいちごを求める人に最高の評価を受け続けているのでしょう。
原産地 |
奈良県 |
原材料 |
いちご(古都華) |
内容量 |
デラックス1箱(2パック入) |
賞味期限 |
目安として発送日から3日程度。 ※いちご本来の香りや味は刻一刻と損なわれますのでなるべく早めにお召し上がりください。 |
保存方法 | 要冷蔵 10°以下で保存 ※完熟の古都華をお届けいたします。お受け取り後は冷蔵庫で保存ください。 |
販売方法 |
季節限定販売(5月ご発送予定) |
対応熨斗・表書き |
対応なし |
配送 |
ヤマト運輸(クール冷蔵便) <ご発送時期> <お日にち指定> <時間指定>
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送料 |
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備考 |
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